排卵誘発剤 クロミッド(セロフェン)について
さて、前回の
「ご夫婦どちらかがタバコを吸うと 妊娠率は半分になる」
にも載せましたが
だから、病院へ行くと排卵誘発剤が処方されます。
排卵しているのに誘発剤を処方される理由は
統計的データから・・・という訳です。
・排卵される卵の数が増える
・卵胞が大きく育ち(受精可能な成熟卵に育てる)
未熟なまま排卵してしまうことを防ぐ
という理由から妊娠率が上がると言えます。
よくいただくご質問 です
・排卵誘発剤を使用するとどんどん卵がなくなってしまう
って本当ですか?
答えはノーです。
卵(卵胞)は卵巣内で通常5〰7個育ち、その中の1個が
選ばれて代表として成長します(主席卵胞)
主席以外の卵胞は消失していくのですが、排卵誘発剤は消
失する卵胞を発育させます。
ですから、在庫の卵(原子卵胞)を減らすことなく、排卵
する卵子の量を増やすことができます。
現在クロミッド(クエン酸クロミフェン)は最も使われてい
る排卵誘発剤です。
セロフェンも会社が違いますが内容は同じ薬です。
ただし、クロミッドにはリスクもあります。
約6ヶ月の連用で
・内膜が薄くなる
・頸管粘液(おりもの)が減る
などの副作用が出る方もあります。
また、長期に続けることで 遺残卵胞といって、使われなかった
卵胞が吸収されずに卵巣内に残ってしまい、次回に育つべき卵
の成長を妨げてしまうこともあります。
これは頸膣エコーやホルモン検査で調べることが可能ですが、
実際には漫然と投与され続けている患者さんもおられます。
クロミッド連続使用は6ヶ月以内がのぞましいかもしれません。
長期服用されている方は 1〰3周期お休みすると
また体調は戻ります。
内膜の薄さやおりものの不足に悩む方は
検討されると良いですよ。
(作用機序)
(なぜクロミッドを内服すると卵胞が育つかというと、クロ ミ
ッドの抗エストロゲン作用により脳のゴナドトロピン放出 ホル
モンの分泌を増加させます。その結果下垂体からFSH分 泌が増
えて卵胞数が増加したり、卵胞の発育速度が早くなり ます。)
最後までブログを読んでいただきありがとうございました!
みなさんのたくさんの幸せを祈っております
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