不妊漢方の福井薬局|名古屋市南区

性生活のお悩み①　性交痛

 ご相談頻度が高いお悩みのひとつに
性生活のお悩みがあります。

性生活のお悩みは赤ちゃんが欲しいご夫婦にとって
重要な問題なのですが

お友達やご両親には相談しにくく
人知れず悩んでいた・・・そんなケースも少なくありません。

今回は女性の「性交痛」について触れたいと思います。

性交痛がある方は、どうしても性生活が少なくなります。
ご相談にみえる方のなかには、完全なセックスレスという
お客様も少なくありません。

男性側も痛がる女性に挿入することに抵抗を感じ
優しさの余り、性生活が減ってしまうこともあります。

性交痛の種類はさまざま・・・。

１、  性交しようとしても痛みで初めから性交ができないもの 
２、  性交時に軽度の痛みがあり性交後に痛みが残らないもの 
３、  性交時に痛みがあり、性交を途中で中止しなければならなく
なり、多くは性交後に痛みが残るもので、性生活に影響します　 

性交痛の中でも「不妊」の原因ともなり得るものに
外陰部の炎症、子宮筋腫、子宮内膜症があります。

また、子宮の冷えから不感症（感じにくく）になられる方も
おります。性的興奮が起こりにくくなると、膣潤滑液が出にくく
なるので、痛みが出やすいだけ・・・という方もあります。
漢方で改善する方もあられますので、恥ずかしがらずに
ご相談くださいね。

 

以下に原因をしめしました。　

１、入口部性交痛 

・外陰部 炎症・潰瘍・腫瘍・外傷・瘢痕（分娩時） 
カビなどの感染や性感染症が原因となることがあります。

・肛門 痔核 ・膣 炎症、奇形、形の異常、
  老人性変化（ホルモン不足による 萎縮性膣炎、更年期以降 ）  

 ２、深部性交痛 

・子宮 子宮筋腫、婦人科手術後
・骨盤内 子宮内膜症、骨盤腹膜炎、癒着     
子宮内膜症の場合、性交痛以外に月経痛や排便痛などがあります 。
骨盤内感染症では、発熱や性交するまでもなく痛むことがあります。

（２）心理的原因 

・ 性交に対する不安、恐怖、嫌悪などがあると腟潤滑液の分泌が少なくなる
・ワギニスムス：腟の筋肉が無意識に強く収縮するためにおこります 
・性的不一致   

 膣入り口部の痛みは、腟の筋肉が無意識に強く収縮するためにもおこり
ワギニスムスといいますが、強い場合には男性器の挿入ができなくなる
ものです。これは性交痛への過度の恐怖や強い緊張でおこります。
性交できるが痛みをともなう場合は、軽いワギニスムスと考えていいと思
います。 

はっきりした傷や炎症がないのにおこる性交痛は、濡れないことと腟の強い
収縮との両方がおこっていることが多いでしょう。     

  性交痛があれば、性的興奮が起こりにくくなり、また膣潤滑液が出にくく
なるので、さらに痛みが強くなるという悪循環におちいります。
これによりさらに性欲が低下することになります。
そればかりか性交痛が引き金になって、性交不能や性感異常（不感症など）
になることもあるのです。   

まず診察を受けて、疾患がないかどうかを診断することが最重要です。
次に対策としては、まず痛みを我慢しないことです。

パートナーに状況をよく説明し、協力してもらう必要があります。
挿入すると痛むのですから、挿入はゆっくり、ていねいに行います。
またはじめのうちは膣潤滑液の補充にゼリーを使い、痛くない体験をくり返
せば性的反応も再びおこり、制限も少なくなっていくでしょう。

 
最後までブログを読んでいただきありがとうございました。
幸せのこうのとりが笑顔でやってくることを 心より祈っております！！

子宝カウンセラー　福井牧子