不妊漢方の福井薬局|名古屋市南区

排卵後の性交は意味がない？

愛知県名古屋市南区 子宝相談 を通して
「妊娠、出産、子育てを応援したい」と願う
不妊カウンセリング学会会員、子宝カウンセラー福井牧子です

不妊治療に通われているお客様の多くは
かなり夫婦生活（性交）が少なくなっている方が多いです。
月に１回、排卵日のみ・・・
もしくは人工授精や体外受精だからと
まったくのセックスレス・・・なんてこともあったりして。

病院治療をはじめて、いつ夫婦生活をするべきか
わからなくなった・・・・という方も実に多いです。

前回、着床と免疫について書きましたが

排卵後、
受精卵を「非自己」「異物」と認識して
排除してしまわないように

調節をしてくれる免疫細胞を調節性Ｔ細胞と言います。

このおりこうな「調節性Ｔ細胞」がいるおかげで
女性は子宮のなかに

受精卵を宿すことができる訳です。

逆に言うと、「調節性Ｔ細胞」がいなければ
妊娠することは難しいです！

そして子宮の中に存在する
「調節性Ｔ細胞」を活性化するのが

なんとなんと、男性の「精液！！」

つまり排卵後に夫婦生活は

通常の考え方では「無意味？」と思われます。

ですが子宮に精液が暴露されることにより

「免疫寛容」

要は受精卵を「非自己」「異物」認識しにくくなる！

つまり着床を促進する訳です。

男性不妊の専門医、石川智基医師によりますと

精子は新しければ、新しいほど、質が上がると
言われています。

月に1回の夫婦生活では精子が
古くなってしまうので

生理が終わったころに、夫婦生活。
（古い精子を排出、そして子宮の活性化の目的）

そして排卵日の前2日、排卵日のころ夫婦生活
（新鮮な精子を排卵前に子宮内へ）

排卵後５日の間に夫婦生活
（着床しやすさを促す）

 

とても妊娠しやすくなります！！

 

人工授精、体外受精でも条件は同じです。

ぜひぜひ、「無駄」「無意味」と思わずに

大切な夫婦のコミニュケーションとして

夫婦生活を行ってくださいね♪

女性性器はやわらかい器

女性は男性をやわらかく受け止めてあげる
包み込んであげるイメージ。

「子づくり」

のイメージでなく

「男性を包み込む」

イメージで夫婦生活をされると授かりやすく
なりますよ。

これは古代からの男女の役割だそうです。

調節性Ｔ細胞について
詳しくはこちらをご覧くださいね。
松林秀彦先生のブログ

http://ameblo.jp/matsubooon/entry-11361956034.html

排卵後の性交は意味がない？

一般常識の誤り　その２
「排卵後の性交は意味がない」は正しくありません。
確かに精子は必要ありませんが、精液への暴露により
免疫寛容となり着床が促進される可能性が指摘されています。
そのキーポイントは、
調節性T細胞 (Treg = CD4+CD25+Foxp3 T細胞)です。
調節性T細胞は、移植や妊娠などの際に、臓器や胎児が拒絶
されないために（免疫寛容）働いている免疫細胞であり、着床
期に子宮内膜で増加します。マウスでは性交をきっかけに排卵
が起こることが知られていますが、同時に子宮内膜で調節性T
細胞が増え、妊娠の準備をします。このスイッチとなるのが精
液への暴露なのです。ヒトでは排卵から着床まで１週間もあり
ます。排卵期に限らずいつでも性交を行っているカップルで妊
娠率が高いという報告もあります。人工授精や体外受精の周期
にも性交を行う意義はあると考えています。

 

最後までブログを読んでいただきありがとうございました。
幸せのこうのとりが笑顔でやってくることを 心より祈っております！！

子宝カウンセラー　福井牧子